Spenser Society of Japan 日本スペンサー協会 本文へジャンプ
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書籍紹介

会員の著書・訳書を紹介しています。下から上へと発行時期の順に並んでいます。
New!
大塚定徳・村里好俊 訳・著 『シドニーの詩集・詩論・牧歌劇』(シドニー作品集全四巻中第一巻)
558pp 大阪教育図書 2016年5月刊 本体6,800円


 福田 昇八 『英詩のこころ』 208pp 岩波書店(ジュニア新書) 2014年1月刊 本体820円
  
   著者ご自身の紹介文です
 「秋の会報で紹介した本が題名を改めて刊行されましたので改めて紹介させていた だきます。これはジュニア新書としてジュニアに読めるように書きましたが、内容的 には大学英語科程度です。7つの章にわけてありますが、章分けから、章名のつけか たまで、岩波書店のベテラン担当者の配慮で大変読みやすくなっています。初刷 9,000部ですが、最初の1週間でその半数近い部数が出品されたそうで、快調にすべ りだしています。英詩は売れませんよと10年間にわたり断り続けられてきた原稿で すが、理想の版元に恵まれました。私の同世代の友人知人には贈呈して読んでもら い、大変好評で喜んでいます。私は英詩と英語教育の両方に深く関わって来た者とし て、日本の英語に英詩を取り入れたい、英語のこころを伝えたいの願って来たので、 これは英詩復活ののろしとしての願いを込めた小本です。版元では、これはロングセ ラーとしてジュニアからシニアまで読まれる本になるとして力を入れてくれていま す。皆さんにもご一読願い、感想をお寄せいただければ嬉しく思います。ぜひどこが よかったなど具体的に知らせていただくとありがたいです。ただし、2月刊行予定が 1月に繰り上げられ、校正の機会が減ったために引用英文まで読んでいただくと、い くつかのミスが残りましたので’(これは増刷時に訂正されますが)、メールをくだ さった方へは、訂正表を送信します。」


 福田 昇八訳 『『妖精の女王』名場面』 351pp 文芸社 2013年12月刊 本体800円

   著者ご自身の紹介文です
 『「妖精の女王」名場面』は、「最初から全文を音読 し、読者を楽しませるという叙事詩の味を味わった。これは画期的な名訳だ」という 感想もいただきましたので、みなさんも味わっていただき感想をいただければ嬉しい です。ルビを多用したつもりですが、若い世代の方には、総ルビにして欲しいという 感想も得ています。鈴木先生から全世界へ発信してもらいましたのですが、自費出版 社のため宣伝がなく、売れ行きはわずかで皆さんの口コミの宣伝が頼りです。
   
New!
 田中 晉 『詩人スペンサーのこころ』 304pp 開文堂出版 2013年11月刊 本体3,500円

 コリン・バロウ 『スペンサーとその時代』 小田原謠子訳 430pp 南雲堂 2011年9月刊 本体4,000円
 
   (書評) 島村宣男 「週刊読書人」20111028日号
         水野眞理 「図書新聞」 2012428日号

   訳者ご自身の紹介文を下に貼付します。

 

本書はColin BurrowEdmund Spenserの翻訳である。ヨーロッパの文化的伝統を受け継いだスペンサーは、いくつもの顔を持つ、濃密に歴史的でありながら歴史の彼方にあるような『妖精の女王』を辺境の地で書いた。詩の二つの側面がいかに結合し、いかに相互作用を及ぼしているかを論じた気鋭の評論の翻訳。目から鱗の落ちる、必読の一冊。時代背景の理解に役立つ詳細な訳注付。 島村宣男氏による、読後の興奮冷めやらぬ、臨場感あふれる書評(「週刊読書人」20111028日号)と、水野眞理氏による、スペンサーを含む日本の英文学を取り巻く状況を踏まえた詳細で誠実な書評(「図書新聞」2012428日号)が本書を語る。お二人の好意的な書評に感謝致します。
Spenser and His Time is a Japanese version of Colin Burrow’s Edmund Spenser (trans. Yoko Odawara).  Spenser inherited European literary tradition, spent most of his time in a remote region, and wrote The Faerie Queene, which is a poem with several faces.  It is a densely historical poem.  It is also a poem which seems outside and beyond history.  This book is an attempt to explain how these two aspects of Spenser’s work hold together and how they interact.  This is an enlightening “must”.  Detailed notes by the translator will be helpful to readers who want to understand the historical background.       Professor Nobuo Shimamura shows his feeling and excitement immediately after his reading in his review (Dokushojin (Weekly Readers) 28 October, 2011), and Professor Mari Mizuno writes detailed and sincere review, with understanding of Spenser’s position in English Literature in Japan, in her review (Tosho-Shinbun (Book Review) 28 April, 2012).  Their sympathetic reviews are appreciated.


 ウィリアム・シェイクスピア 『新訳 シェイクスピア詩集』 大塚定徳・村里好俊訳 294pp 大阪教育図書 2011年2月刊 本体3,200円

 岩永弘人 『ペトラルキズムのありか――エリザベス朝恋愛ソネット論――』 233pp 音羽書房鶴見書店 2010年刊 本体2,940円

   (書評)  飯沼万里子 『英文学研究』第89号 2011年12月 pp.122-27

 今西雅章 『シェイクスピア劇と図像学 舞台構図・場面構成・言語表象の視点から』  237+44+x pp 彩流社2008年5月刊 本体3,000円

New!
 岩永博人・植月恵一郎編 『論集 「イングリッシュ・エレジー―ルネサンス・ロマン派・20世紀―」』268pp 音羽書房鶴見書店 2000年9月刊 本体2,800円